ドクター・スタッフコラム

糸リフトで一番効果が期待できる種類は?糸の素材・形状・リフトアップ力の違いを医師が解説

小西医師

執筆ドクター

小西医師

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糸リフトの素材と形状によるリフトアップ効果の違い

糸リフトには、PDO(ポリジオキサノン)、PLLA(ポリL乳酸)、PCL(ポリカプロラクトン)など、さまざまな素材を使用した製品があります。また、糸についているトゲ(コグ)の形状や固定方法によっても、リフトアップ力や適した部位が異なります。

「一番リフトアップ効果が高い糸はどれ?」「長持ちする糸を選べば効果も高い?」「テスリフトと一般的な糸リフトは何が違う?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、すべての人に最も効果が高い糸リフトは存在しません。

たるみを物理的に引き上げたい場合は、組織をしっかり捉えるコグ付きの糸が選択肢になります。一方、肌のハリや引き締めを重視する場合は、糸の素材や構造による組織への作用も考慮します。

重要なのは、糸の名前や素材だけで判断せず、たるみの原因、脂肪の量、皮膚の厚み、骨格、希望する仕上がりに合わせて選ぶことです。

この記事では、糸リフトの素材・形状ごとの違い、リフトアップ効果を左右する要因、持続期間、失敗を避けるためのポイントについて医師の視点から詳しく解説します。

結論|糸リフトで一番効果が期待できるのはどの種類?

糸リフトで高いリフトアップ効果を目指す場合、重要なのは糸の素材よりも、組織を保持する構造と適切な挿入方法です。特にフェイスラインや頬のたるみを引き上げたい場合、コグ付きの糸が選択肢になります。

一方、PDO・PLLA・PCLといった素材の違いは、糸が体内で分解されるまでの期間や物性などに関係します。

素材別に考えると、次のような特徴があります。

  • PDO:比較的早く吸収される素材で、さまざまな糸リフト製剤に使用される
  • PLLA:PDOより長期間残存する設計の製剤があり、組織への刺激による変化も期待される
  • PCL:比較的ゆっくり吸収される素材で、柔軟性や持続性を重視した製剤に使用される
  • PLLAとPCLの複合素材:それぞれの特性を組み合わせた製剤があり、保持力や柔軟性などを考慮して使用される

ただし、素材の吸収期間と実際のリフトアップ効果が続く期間は同じではありません。

リフトアップ力を重視するなら糸の形状にも注目

糸リフトには、組織を引っ掛けるコグ付きタイプ、コーン状の構造を持つタイプ、滑らかな糸などがあります。

例えば、下がった頬の脂肪を持ち上げる目的であれば、組織を保持できるコグ付きの糸が適しています。一方、滑らかな糸は主に肌質やハリへの作用を目的として使用され、強い引き上げには向いていません。

  • 小西医師

    小西医師

  • 診察では「一番強い糸を入れたい」というご希望があっても、必ずしも保持力の強い糸が適しているとは限りません。頬の脂肪量が多い方と、脂肪が少なく皮膚の薄い方では、必要な引き上げ方が異なります。糸の種類だけでなく、どの組織をどの方向に移動させると自然な輪郭になるのかを確認することが重要です。

糸リフトとは?たるみを引き上げる仕組み

糸リフトとは、医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、頬やフェイスラインなどのたるみを改善する美容医療です。

一般的な吸収性の糸リフトは、皮膚を大きく切開せずに、組織を物理的に引き上げることを目的としています。効果には主に2つの仕組みがあります。

1. 糸のコグによって組織を物理的に引き上げる

コグとは、糸の表面についている小さなトゲ状の構造です。コグが皮下組織を捉えることで、下がった組織を上方向など、適切な方向に移動させ、フェイスラインや頬の輪郭を整えます。

この物理的なリフトアップは、施術直後から変化を実感できる場合があります。ただし、施術直後は腫れや引きつれによる影響もあるため、最終的な仕上がりとは異なります。

糸リフトのコグが皮下組織を引き上げる仕組み

2. 糸の周囲で組織反応が起こる

吸収性の糸は、時間の経過とともに体内で分解されます。その過程で糸の周囲に組織反応が生じ、コラーゲン形成などが起こることがあります。

この反応によって肌のハリや質感の変化が期待されます。しかし、コラーゲン形成による肌質改善の程度には個人差があり、糸によって引き上げた状態が長期間そのまま維持されるわけではありません。

糸リフトの主な素材と複合素材|PDO・PLLA・PCLの違い

糸リフトの効果を比較する際は、まず素材の特徴を理解することが大切です。素材によって体内での分解速度や柔軟性などが異なります。

PDO(ポリジオキサノン)|比較的早く吸収される素材

PDOは、外科手術の縫合糸にも使用される吸収性素材です。糸リフトでは、コグ付きの糸や滑らかなショートスレッドなど、幅広い製剤に採用されています。

一般的に数ヶ月程度で吸収が進み、約6〜8ヶ月前後が分解の目安とされることがありますが、製剤や使用条件によって異なります。

特徴は以下のとおりです。

  • 比較的吸収が早い
  • コグ付きや滑らかな糸など製品の種類が豊富
  • リフトアップや肌のハリ改善など、製品によって目的が異なる
  • 長期的な効果は挿入方法やたるみの状態にも左右される

PDOだからリフトアップ力が弱いというわけではありません。コグの構造や糸の太さ、固定方法によって保持力は変わります。

PLLA(ポリ-L-乳酸)|組織への作用も考慮される素材

PLLAは、体内で徐々に分解される吸収性素材です。糸リフトでは、PLLAを含む複合素材や、コーン状の構造を備えた製剤などが使用されています。

特徴は以下のとおりです。

  • 比較的ゆっくり分解される製剤がある
  • 組織への刺激によるコラーゲン形成が期待される
  • コグ型やコーン型など、製品ごとに保持構造が異なる
  • 引き上げと肌のハリへの作用を考慮した治療に使用される

PLLA素材の糸でも、実際のリフトアップ力は製剤の構造や挿入方法に左右されます。

PCL(ポリカプロラクトン)|柔軟性と持続性が特徴

PCLは、比較的ゆっくり分解される吸収性素材です。製剤によって異なりますが、柔軟性を持たせた設計の糸に使用されています。

特徴は以下のとおりです。

  • PDOと比較して長期間残存する製剤がある
  • 柔軟性を重視した製品がある
  • 組織への刺激による変化が期待される
  • 製剤の構造や挿入方法によってリフトアップ力が異なる

PCL素材の糸は長期間残存する設計が可能ですが、糸が体内に残っている間、同じ強さのリフトアップ効果が持続するわけではありません。

PLLA+PCL|素材を組み合わせた糸

PLLAとPCLを組み合わせた複合素材の糸もあります。それぞれの素材の特性を活かし、保持力や柔軟性、分解速度などを考慮して設計されています。

糸の構造によっては、頬やフェイスラインなどの組織を引き上げる目的で使用されます。ただし、複合素材だから必ず単一素材より優れているとは限りません。

糸リフトの素材別比較表|効果・持続性・特徴

素材 主な特徴 吸収までの傾向 リフトアップ力
PDO 製品の種類が豊富 比較的早い コグや挿入方法による
PLLA 比較的ゆっくり分解される PDOより遅い製剤が多い 製剤構造による
PCL 柔軟性と長期残存性を考慮した製品がある 比較的遅い 製剤構造による
PLLA+PCL 素材の特性を組み合わせた設計 配合や製品による 保持構造と固定方法による

※吸収期間は製剤の設計、糸の太さ、使用条件などによって異なります。

この比較表からわかるように、素材だけではリフトアップ力の順位を決められません。実際の治療では、次に説明する糸の形状が重要になります。

糸リフトの形状による違い|コグ付き・コーン型・メッシュ型

同じ素材でも、糸の形状が異なれば組織への作用は変わります。

コグ付き糸|頬やフェイスラインの引き上げに使用

コグ付き糸は、糸の表面に設けられたトゲ状の構造で組織を捉えます。下がった頬の脂肪やフェイスラインを上方向へ移動させる際に使用されます。

コグの向きや形状には、双方向型や立体的な構造を持つものなどがあります。保持力はコグの形状だけでなく、糸の強度、組織への掛かり方、固定方法によっても変わります。

コーン型|コーン状の構造で組織を保持

コーン型は、糸に取り付けられた円錐状の構造によって組織を保持するタイプです。代表的な製剤には、PLLAなどを含む素材が使用されています。

コグとは異なる方法で組織に接触するため、引き上げ方や仕上がりの特徴も異なります。

メッシュ型|糸の周囲に立体的な構造を持つ

メッシュ型は、糸の周囲に網目状の構造を持たせたタイプです。代表的な製品として、テスリフトがあります。

テスリフトは一般的にPDO素材を使用し、コグとメッシュ構造を組み合わせている点が特徴です。コグによる物理的な引き上げと、メッシュ周囲の組織反応を利用する設計です。

メッシュ型の糸リフトの構造
  • Before写真
  • After写真

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ショートスレッド|強い引き上げより肌質への作用を重視

ショートスレッドは、比較的短い糸を複数挿入する治療です。一般的なリフトアップ用の糸とは異なり、組織を大きく移動させる目的には向いていません。

主に肌のハリや質感の改善を目指す治療として使用されます。

  • 小西医師

    小西医師

  • 「テスリフトなら必ず強く上がる」「PCLなら長持ちする」といったイメージだけで糸を選ぶのは注意が必要です。特に皮膚の薄い部分では、保持力を重視しすぎると糸の凹凸や引きつれが目立つ可能性があります。診察では糸の種類に加えて、挿入する深さ、引き上げる方向、皮膚表面への影響を確認して治療を判断します。

糸リフトの効果を左右する5つの要因

糸リフトの効果は、糸の種類だけで決まりません。

1. たるみの程度

軽度から中等度のたるみでは、糸リフトによる輪郭の変化が期待できます。一方、皮膚の余りが多い場合や、顔全体のたるみが強い場合は、糸だけで十分な改善を得ることが難しくなります。

2. 頬やフェイスラインの脂肪量

頬や口横の脂肪が多い場合、引き上げる組織の量が多くなります。脂肪が多いからといって単純に糸の本数を増やせばよいわけではありません。

脂肪の位置や厚み、皮膚のたるみとの関係を確認する必要があります。

3. 皮膚の厚みと弾力

皮膚が薄い方では、糸の凹凸や引きつれが表面に現れやすくなる場合があります。一方、皮膚が厚く重い方では、十分な引き上げ効果が得られないこともあります。

4. 糸を挿入する方向と深さ

糸リフトでは、どの方向に組織を移動させるかが重要です。フェイスラインを整える場合でも、横方向に引くだけでは不自然な輪郭になることがあります。

頬の脂肪の位置や顔全体のバランスを確認し、適切な方向を設定します。また、挿入する層が適切でないと、凹凸や神経・血管損傷などのリスクが高まります。

5. 希望する仕上がり

糸リフトに求める効果は人によって異なります。例えば、次のような希望があります。

  • フェイスラインをすっきり見せたい
  • 口横のもたつきを軽減したい
  • 頬の位置を少し高くしたい
  • 自然な範囲でたるみを改善したい
  • 肌のハリも改善したい

希望する変化によって、適した糸や挿入方法は変わります。

糸リフトは何ヶ月持つ?種類による持続期間の違い

糸リフトの持続期間は、製剤、挿入方法、たるみの状態などによって異なります。一般的には、見た目の変化が数ヶ月から1年以上続く例がありますが、すべての方に同じ期間の効果が保証されるわけではありません。

重要なのは、以下の3つを区別することです。

  1. 糸そのものが体内に残る期間
  2. 組織を物理的に引き上げている期間
  3. 肌のハリなどの変化を実感できる期間

これらは必ずしも一致しません。

例えば、比較的ゆっくり吸収される素材を使用しても、組織の変化や加齢の進行によってリフトアップ効果は徐々に変化します。

  • 小西医師

    小西医師

  • 糸リフトの持続期間を考える際は、施術直後の引き上がりだけでなく、数ヶ月後にどの程度の輪郭を維持したいかも重要です。たるみの進行や皮膚の状態によって経過は異なるため、長持ちする素材を選ぶだけでは十分ではありません。繰り返し施術することを前提にせず、現在の状態に対して糸リフトが適しているかを判断する必要があります。

糸リフトのダウンタイム・リスク・アフターケア

糸リフトは皮膚を大きく切開しない施術ですが、ダウンタイムや合併症のリスクがあります。

施術後に起こりやすい症状

症状 一般的な経過の目安
腫れ・むくみ 数日〜2週間程度
内出血 1〜2週間程度
痛み・圧痛 数日〜2週間程度
引きつれ感 数週間程度
皮膚の凹凸 軽度なら経過とともに改善する場合がある
口を開けた際の違和感 数日〜数週間程度

※個人差があり、症状が長引く場合もあります。糸の本数が多い場合や、組織を大きく移動させた場合は、腫れや違和感が強くなることがあります。

糸リフトで注意したいリスク

代表的なリスクには以下があります。

  • 左右差や仕上がりの不均一
  • 皮膚の凹みや引きつれ
  • 糸の露出や触知
  • 感染
  • 血腫
  • 神経・血管などの損傷
  • 期待したリフトアップ効果が得られない
  • 効果が徐々に弱くなる

皮膚の凹凸が改善しない場合や、糸の露出、感染などが生じた場合は、医師による処置が必要になることがあります。

ダウンタイム中の過ごし方

施術後は、糸が挿入された部分に過度な力を加えないことが大切です。

  • 顔を強くマッサージしない
  • 大きく口を開ける動作を無理に繰り返さない
  • 頬を強く圧迫しない
  • 激しい運動や飲酒は医師の指示に従って控える
  • 他の美容施術を受ける場合は事前に相談する

具体的な制限期間は使用する糸や施術内容によって異なります。また、痛みが増してくる、赤みや熱感が強くなる、膿が出るなどの症状がある場合は、通常のダウンタイムと決めつけず、速やかに施術を受けたクリニックへ連絡してください。

糸リフトと他のたるみ治療はどちらが効果的?

糸リフトが適しているかどうかは、たるみの原因によって変わります。皮膚の緩み、脂肪の下垂、脂肪の蓄積、ボリューム不足は、それぞれ異なる状態です。

糸リフトとその他のフェイスライン・たるみ治療の比較

治療方法 主な作用 向いている悩み 注意点
糸リフト 組織を物理的に引き上げる 軽度〜中等度の頬やフェイスラインのたるみ 引きつれ、凹凸、感染など
HIFU 超音波による熱作用 軽度のたるみ、引き締め 熱傷、神経障害、脂肪萎縮など
高周波(RF) 高周波による加熱 皮膚の引き締め、ハリ不足 赤み、熱傷など
脂肪吸引 余分な皮下脂肪を除去 脂肪量が多いフェイスライン 腫れ、拘縮、凹凸など
切開フェイスリフト 皮膚や支持組織を外科的に引き上げる 進行したたるみ 傷跡、長めのダウンタイム、手術リスク

※効果の程度や適応は個人差があり、同じ目的で単純比較できる治療ではありません。

糸リフトについて詳しく見る 医療ハイフについて詳しく見る XERF(高周波治療)について詳しく見る 脂肪吸引について詳しく見る フェイスリフトについて詳しく見る

糸リフトとHIFUはどちらが引き上がる?

組織を物理的に移動させる点では、糸リフトの方が直接的な引き上げを目的とした治療です。HIFUは、超音波の熱エネルギーによって組織の引き締めを目指します。

そのため、頬の脂肪が下がっている場合と、皮膚の緩みが主体の場合では、適した治療が異なります。

糸リフトと切開フェイスリフトの違い

糸リフトは、皮膚を大きく切開せずに一定範囲の組織を引き上げる治療です。一方、切開フェイスリフトは、皮膚やSMAS(表在性筋膜群)などを外科的に処理し、たるみを改善する治療です。

皮膚の余りが大きい場合は、糸リフトのみでは十分な改善が難しく、切開を伴う治療が適する場合があります。

  • 小西医師

    小西医師

  • フェイスラインのもたつきを気にされていても、原因が必ずしも皮膚のたるみとは限りません。脂肪の厚みが主な原因であれば、糸で引き上げるだけでは希望する輪郭にならない場合があります。逆に、脂肪が少なく皮膚の緩みが主体であれば、脂肪を減らす治療は適していません。複数の治療を比較し、必要な施術だけを選ぶことが大切です。

糸リフトのメリット・デメリット

糸リフトには、切開を伴う手術とは異なるメリットがあります。一方、効果の限界やリスクも理解しておく必要があります。

メリット

  • 皮膚を大きく切開せずにリフトアップを目指せる
  • 施術直後から輪郭の変化を実感できる場合がある
  • 切開フェイスリフトと比較してダウンタイムが短い傾向にある
  • 頬やフェイスラインなど、気になる部位に応じた治療が可能
  • 使用する製剤によっては肌のハリへの作用も期待できる

デメリット

  • 効果は永久ではない
  • 重度のたるみには十分対応できない場合がある
  • 引きつれや凹凸、左右差が生じる可能性がある
  • 希望する変化を得られないことがある
  • 長期的な効果の予測には限界がある
  • 繰り返しの施術では費用や組織への負担も考慮する必要がある

糸リフトは、手軽さだけで選ぶ施術ではありません。どの程度の改善が期待できるか、どのようなリスクがあるかを診察で確認することが重要です。

糸リフトで後悔しないための選び方

糸リフトを選ぶ際は、素材や商品名だけでなく、以下のポイントを確認しましょう。

糸の本数より必要な引き上げ方を重視する

糸の本数を増やせば、それに比例してリフトアップ効果が高くなるわけではありません。本数が増えることで、腫れや違和感、費用などの負担も増える可能性があります。

重要なのは、必要な部位に適切な糸を配置することです。

リフトアップ効果と肌質改善を区別する

たるみを引き上げることと、肌にハリを与えることは異なる目的です。肌質改善を主な目的とする糸では、下がった頬の脂肪を大きく持ち上げることは期待できません。

希望する変化を明確にしたうえで治療を選ぶ必要があります。

「長持ちする=最も効果が高い」と考えない

糸が体内で分解される期間と、見た目の効果が続く期間は異なります。長期間残存する素材を選んでも、組織の下垂や加齢による変化を完全に止めることはできません。

また、糸リフトを繰り返す場合は、以前に挿入した糸や周囲の組織の状態を確認することも大切です。

恵聖会クリニックが糸リフトで選ばれる理由とポリシー

糸リフトは、使用する糸だけでなく、診察による適応判断や施術後の経過管理も重要な治療です。

恵聖会クリニックでは、リフトアップ効果だけを追求するのではなく、自然な仕上がり、ダウンタイム、長期的な変化まで考慮した美容医療を大切にしています。

フェイスラインのたるみに合わせた糸リフトを選ぶ医師

2000年開院、27年にわたり培ってきた治療経験

恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。これまで培ってきた美容医療の経験を、患者様一人ひとりの治療選択や術後の経過管理に活かしています。

糸リフトにおいても、たるみの程度だけでなく、顔全体のバランスや将来的な変化を考慮し、適応を慎重に判断することを大切にしています。

一人ひとりのたるみの原因に合わせた治療をご提案

同じフェイスラインのたるみでも、脂肪の量、皮膚の厚み、骨格、加齢による変化によって適した治療は異なります。

当院では診察を通じて状態を確認し、糸リフトが適しているのか、HIFUや高周波治療、脂肪吸引など別の方法が必要なのかを検討します。

全員に同じ糸や同じ本数を提案するのではなく、希望する仕上がりと医学的な適応の両方を踏まえて治療を選択します。

ダウンタイムまで含めて、治療の一部と考えています

恵聖会クリニックでは、施術後の仕上がりだけでなく、患者様がダウンタイムを安心して過ごせることも治療の大切な一部と考えています。

糸リフトでは、施術後の腫れや内出血、引きつれ感などについて事前に説明し、どのような経過が予想されるのかをお伝えします。

施術後に不安が生じた場合も相談に対応し、通常の経過であれば今後の見通しを説明します。通常とは異なる経過が疑われる場合には、速やかに医師が診察します。

2000年の開院以来、27年にわたり培ってきた経験を活かし、施術前からダウンタイム、術後の経過まで一貫したサポートを心がけています。

高度な美容医療を適正価格でご提供する方針

当院では「高度な美容医療を適正価格でご提供する」ことを基本方針としています。

糸リフトでは、必要以上に本数を増やしたり、ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示したりするようなアップセルは行いません。糸の種類や本数についても、診察で必要性を確認したうえでご提案しています。

無理・強引な勧誘を行わない

美容医療は、患者様ご自身が十分に理解し、納得して選択することが重要です。

恵聖会クリニックでは、期待できる効果に加え、ダウンタイム、リスク、費用、効果の限界もご説明します。希望されない施術を無理に勧めることはありません。

施術後も継続的に支えるアフターフォロー

糸リフトは、施術を受けた時点で終わりではありません。

経過とともに気になる左右差や違和感が生じた場合にも相談に対応し、必要に応じて医師が状態を確認します。時間の経過による変化や、今後のたるみ治療についても、その時点の状態に合わせてご相談いただける体制を大切にしています。

ご紹介で来院される患者様が多いこと

恵聖会クリニックには、毎月多くの患者様がご家族やご友人からのご紹介で来院されています。

「すべての患者様に誠実な美容医療を提供する」という姿勢を大切にし、一人ひとりの希望や不安に向き合うことを心がけています。こうした日々の積み重ねが、ご紹介での来院につながっていると考えています。

大阪公立大学形成外科との連携

恵聖会クリニックは、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。

美容外科においても、解剖学的な知識や適切な治療判断、術後管理を重視し、クリニック全体として医療の質の向上に取り組んでいます。

糸リフトの種類・効果についてよくある質問

Q1. 糸リフトで一番リフトアップ力が強いのはどれですか?

特定の製剤がすべての方に最も強い効果を示すとは断定できません。物理的な引き上げを重視する場合は、コグ付きなど組織を保持できる糸が選択肢になります。

実際のリフトアップ力は、糸の素材だけでなく、形状、固定方法、挿入する方向、たるみの状態によって変わります。

Q2. PDOとPCLはどちらがおすすめですか?

PDOとPCLは、主に分解速度や素材の特性が異なります。PDOは比較的早く吸収される素材で、PCLは比較的長期間残存する製剤があります。

ただし、PCLの方が必ずリフトアップ効果が高いわけではありません。どのような変化を希望するかによって適した製剤を判断します。

Q3. テスリフトは普通の糸リフトより効果が高いですか?

テスリフトは、コグとメッシュ構造を組み合わせた糸リフトです。組織の保持や周囲の組織反応を考慮した設計ですが、すべての一般的な糸リフトより効果が高いと証明されているわけではありません。

たるみの状態や皮膚の厚みに応じて適応を判断することが重要です。

Q4. 糸リフトは何本入れると効果がありますか?

必要な本数は、使用する糸の種類や引き上げたい部位、たるみの程度によって異なります。同じ本数でも、配置や挿入方法によって仕上がりは変わります。

本数を多くすることよりも、必要な組織を適切に引き上げる計画が重要です。

Q5. 糸リフトはほうれい線にも効果がありますか?

頬の脂肪が下がることでほうれい線が目立っている場合は、糸リフトによって軽減することがあります。

一方、骨格や口元のくぼみ、皮膚の折れ目が主な原因の場合は、糸リフトだけでは十分な改善が得られないことがあります。

Q6. 糸リフトは何歳から受けるのがおすすめですか?

糸リフトに一律の推奨年齢はありません。年齢よりも、たるみの程度や皮膚の状態、脂肪の位置などが重要です。

若い方でも適応がある場合はありますが、たるみがほとんどない状態では施術の必要性を慎重に判断します。

Q7. 糸リフトを繰り返すと顔が不自然になりますか?

適切な間隔や方法で行えば、必ず不自然になるわけではありません。しかし、繰り返しの施術によって組織の硬さや瘢痕、凹凸などが生じる場合があります。

再施術では、過去に使用した糸や施術後の組織の状態も確認する必要があります。

Q8. 糸リフトでたるみが悪化することはありますか?

糸リフトは、適切な方法で施術を行うことで、たるみの改善が期待できる治療です。ただし、過度な牽引や不適切な挿入によって、凹凸や左右差、不自然な輪郭が生じる可能性があります。

また、糸リフト後も加齢によるたるみは進行するため、時間が経過すると再びたるみが気になることがあります。

Q9. 糸リフトとHIFUは併用できますか?

状態によって併用を検討することはあります。糸リフトは物理的な引き上げ、HIFUは熱による引き締めを目的とするため、作用が異なります。

ただし、施術の順番や間隔は、使用する糸や照射部位などを考慮して医師が判断します。

まとめ|糸リフトは素材の強さではなく、たるみに合った種類を選ぶことが重要

糸リフトで一番効果が期待できる種類は、患者様のたるみの状態や希望する仕上がりによって異なります。

PDO・PLLA・PCLなどの素材には、それぞれ吸収速度や物性の違いがありますが、リフトアップ効果は素材だけで決まるものではありません。

重要なポイントは次のとおりです。

  • 引き上げ効果を重視する場合は、コグなどの保持構造が重要
  • 糸の吸収期間とリフトアップ効果の持続期間は異なる
  • 糸の本数が多いほど効果が高いわけではない
  • 皮膚の厚みや脂肪量によって適した糸が変わる
  • たるみが強い場合は、糸リフト以外の治療が適することもある
  • “小西医師"/

    小西医師

  • 大切なのは、「最も強い糸」を探すことではなく、ご自身のたるみの原因に対して適切な治療を選ぶことです。当院では、患者様一人ひとりの骨格や皮膚、脂肪の状態を診察し、糸リフトを含めた複数の選択肢から必要な治療をご提案しています。
    糸の種類や持続期間、仕上がりについて疑問がある方は、まずは医師にご相談ください。

監修医情報

小西 奈津子医師
医師名
小西 奈津子
略歴
2000年 近畿大学医学部卒業
以降、大学病院および某美容クリニックで研鑽を積んだ後、院長に就任。
2021年 恵聖会クリニック入職
所属学会
日本美容皮膚科学会
日本美容外科学会(JSAS)
資格
ボトックスVST認定医
ジュビダームVST認定医
小西医師プロフィール

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